Photoshopでメニューを作成した際に、ボタンなどのメニュー要素を
Encoreに認識させるためのプレフィックス(接頭辞)集です。
解説
作成したメニューのグループやレイヤー名にプレフィックスを加えることで、Encoreがボタンやサブピクチャなどを認識するようになります。
レイヤー名プレフィックス
メニュー項目 | プレフィックス | メニュー要素 |
---|---|---|
ボタン | (+) | ボタン要素を含むレイヤーセット |
チャプターボタン | (+#) | チャプターインデックスが作成されたときに、タイムラインまたは スライドショーのチャプターにリンクするレイヤーセット |
次へボタン | (+>) | チャプターインデックスが作成されたときに、次のサブメニューに リンクするレイヤーセット |
前へボタン | (+<) | チャプターインデックスが作成されたときに、前のサブメニューに リンクするレイヤーセット |
メインボタン | (+^) | チャプターインデックスが作成されたときに、メインメニューに リンクするレイヤーセット |
ボタンのサブピクチャ | (=1) (=2) (=3) |
ボタンを選択したときに表示する単色のカラー画像レイヤー。 各レイヤーは3つのカラーで構成されるボタンサブピクチャの1つのカラーを表す |
ビデオサムネイル | (%) | ビデオ用のプレースホルダとして使用される、レイヤーセット内の 画像レイヤー |
置換レイヤー | (!) | 画像のドロップゾーンとして機能するレイヤー |
具体的にはこのような感じです。グループ名にボタンのプレフィックスを加え、そのグループにボタンにしたいテキストやサブピクチャの画像を入れています。
ボタンのサブピクチャ
ボタンのサブピクチャとは、ボタンを選択したときに表示されるレイヤーのことです。サブピクチャを設定することで、視聴者は現在どのボタンを選択しているのかが一目でわかります。サブピクチャで使用できるのは単色のみです。透明度は変更できますが、グラデーションやぼかし、アンチエイリアスは使用できません。
メニュー画面です。
[ALLPLAY]、[CHAPTER]、[LANGUAGES]というボタンがあり、どれも未選択状態です。
[ALLPLAY]ボタンを選択しました。
ボタンサブピクチャは、3色まで色を使用することができます。ただし、1つのレイヤーに対し1つの色しか表示できません。1つのレイヤーに複数の色を使っても、Encore上では1色になります。そのため、複数の色を使用したい場合は上の画像のように(=1)、(=2)…と色ごとにレイヤーを作る必要があります。
極端ですが、サブピクチャを3つ使用しました。テキスト、チェックマーク、アンダーラインとそれぞれレイヤーを割り当てています。
ビデオサムネイル
ボタンやメニュー背景に動画を使用できます。詳しくは次のTipsで解説します。
置換レイヤー
置換レイヤーを設定すると、マスクやレイヤー効果を保持したまま、別の画像に置き換えることができます。
モアイ像のレイヤー名に(!)とプレフィックスを付け、レイヤー効果を追加しました。
用意したペンギンの画像をEncoreで置換レイヤーにドラッグします。
モアイ像がペンギンに変わりました。メニューデザインはそのままで、画像のみ変更したい場合に便利です。
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